若女将、開眼する。～2021 春～

こんにちは！若女将です！お久しぶりの更新。あれよあれよという間に月日が過ぎ、ついに５月の連休が終わってしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎年のことなのですが、この時期は季節の天婦羅が山菜尽くしになります。若女将の担当はつくし（競争率めっちゃ低め）でしたが、今年はモーっと大山宿泊キャンペーンのお陰様で時期を逃してしまいました。来年こそはつくしの佃煮を作りたいと思います。今日はこの時期ならではの山菜ネタです。それでは張り切ってどうぞ！！

先日、若旦那に誘われて山菜採りに出掛けてまいりました。題して春の山菜デートです！（ハート）

若女将「あはは、見て見てー！こっちにもあったよー！（ハート）」
若旦那「おいおい、よそ見してたら転ぶぞー！あはははははは～！」

って感じの山菜デートを想像していたんですが、現実は厳しいものです。

若旦那「効率が悪いから横に広がろう、俺はこっち側行くから右側から攻めて」
若女将「はい」

サッカーの試合かな？開始１分で離れ離れに。そして右側って笹薮やんけ。まあいいでしょう。もう結婚して８年目だしね。この日のターゲットはコシアブラ。天婦羅も大好きだけど、お浸しにするのもいい～！採取前から美味しい妄想が膨らみます。

でも実は若女将、コシアブラってそんなに採ったことないんですよね。山菜も野鳥も❝眼❞があると思ってまして…慣れてくると緑の中でもブワァと浮き上がって見えるんです。そう、それが山菜の眼です。コゴミ、ワラビはもう何年も前から開眼済。そして、この日、とうとう若女将のコシアブラの眼が開眼したのです！！！！！！

見える！見えるぞコシアブラァ！！！！可愛いですね。この子は赤ちゃんなので見守ります。ここに来る途中で葉の先だけブチっとかじられたコシアブラがありました。ガイド若旦那によると鹿が食べた後なのだそう。こんな話を聞くと、より一層、私たち人間は『分けてもらっている』立場なのだと感じますね。山菜は本当に必要な量だけ採取しましょう～！　

ちょっと開き気味だけどいました！ホ～ラ！！！もうこんな立派なのは絶対見逃しませんよ～！なぜならば私はコシアブラの眼を開眼したから！！（うるさい）

うーん、、、良い香り。それにしてもコシアブラの枝ってとっても柔らかい。私ももっと柔軟になりたいな、身も心も。そんな願いを込めながらコシアブラを採りました。

そして見てください、この美しいブナ林。ずっとここに居たいって思っちゃうくらい素晴らしいです。何気なくブナの木を見ていたらですね、なんと私の憧れのアカゲラが飛び交っているではありませんか！しかも忙しなく行き来して、巣らしきものに頭を突っ込んでいるいる様子からすると、子育て真っ最中だったのでしょうか。なんて美しいんだー！夢中になり過ぎて途中から、自分がコシアブラを探しているのか、アカゲラを探しているのかわからなくなってしまいました。無事合流した若旦那にアカゲラの話をしても温度差が酷過ぎて、私はまさにこんな顔文字状態 ┐(´∀｀)┌ ま、いっか、楽しかったから。